飼っている老猫(15歳ぐらい)の爪が引っ込まなくなって困っています。ご存じの通り猫は爪を引っ込めることができるので、子猫のときにはセーターやソファーに引っかかったりカーテンに引っかかってぶら下がったりして、外れなくなって困っている時には、どれどれ、といって助けたりするのですが、大人猫になると自分で引っ込めることが上手になってほとんど助けることはありません。ところがうちの猫が最近自分で引っ込めることがしづらくなっているようで、歩いているだけでベッドのシーツに引っかけたり絨毯に引っかかったりして転びそうになるのです。少し気になっていたところ、ラジオで「チーターは爪が引っ込まない猫の仲間である」と聞こえてきました。速く走るためにスパイクのように爪を出しっぱなしにしているようです。まさかうちの猫も、この歳になって前世の記憶がよみがえり草原を走ったり鳥を追っかけたりしたくなったのだろうか、と心配になりました。もちろん外に出すわけにはいきません。とりあえずAIに聞いてみますと、『爪が伸びているのだ』と教えてくれます。他にも関節炎や筋力低下、神経の異常等の可能性も指摘してくれます。食欲も変わりませんし、爪が引っかかる以外には様子がおかしいことはないので、やはり原因は爪伸びなのでしょう。確かにこれまで一度も爪を切ったことがないので、伸びているのは気になっていました。でもどう考えてもおとなしく爪を切らせてもらえるとは思えません。これから猫ともよく相談して爪切りも検討することとしましょう。
ところで皮膚科には爪が伸びている、分厚くなっている患者さんが来られます。原因は爪水虫のこともそうでないこともあります。爪を切ったり、削ったりして、ときには検査もしてできるだけの治療をします。人間の爪のトラブルは皮膚科へご相談ください。猫の爪は…。















