ふと気がつくと開業して1年が過ぎている。あっという間の様な気もするが、すごいスピードで時間が過ぎ去っていく感覚ではなくて、じっくりと慎重に、受診する患者さんの言葉を聞きながら、緊張感を持ったまま診療している気がするので、やっと1年が過ぎた印象が強い。何しろ20年以上、北海道で仕事をしてきたので、環境にしても言葉にしても皮膚病にしても戸惑うことが多い。特に夏の暑さは想像以上で、往診に持って行く軟膏も車の中に少しでも置いておこうものならすぐに溶けて変になってしまう。最近の自分の処方を見てみると勤務医の頃とは大分違う感じがする。過去にこだわらず変化を恐れず常に学んで変わっていかなくてはならない。と、かっこつけて言ったもののズボンのサイズはあまり変わらない方がよい。以前よりも飲み会も少ないし、暴飲暴食もしていないつもりだが、最近は一日200歩ぐらいしか歩かないせいか、ズボンがどんどんきつくなってる。少し運動が必要だ。スタッフは「椅子から少しお尻を浮かして診察するとか・・」などと適当なことを言うが、そんなぷるぷるしてる先生がいたら変だよね。