うっかりしていた。あまり自分のクリニックのホームページを隅々まで見てなかったのだが(それも変な話だが)、大事なページの充実度が低かった。美容皮膚科のところでしょって?いやもちろんそこの充実度もかなり低いが、もっと完成度の低いページがある。『よくある質問』のコーナーである。そもそも最初にサイトを立ち上げるときに、こんな自作自演のようなページは誰も見ないのではないか、それに見に来た人を罠にかけるような、どことなく姑息な卑怯な手法はやめてはどうか、と担当者さんに聞いたのだが、いやいやこのページこそがホームページの肝です。これがあるのでサイトの評価がぐっと上がるのです。先生の顔の写真はどうでもいいのでこの質問コーナーだけは絶対に入れてください。などといわれて、ほほーそんなもんですか、などと適当に話を聞いていたのだが、今になってこのページの重要性と可能性に気がついてしまった。このページこそが私が全身全霊を込めて作り込むべきページであった。ブログで愚痴ったり寝たりしている場合ではないのだ。徹底的に「よくある質問」に向き合わなくてはならないのだ。ちなみに最近よくある質問は『先生はおぼっちゃんですか?』だが、いくらこのページの読者が数人だとはいえ、ここではなかなか答えにくい質問だ。別に答えなくてもいいのだが、答えは『No。』だ。私が生まれた家は高貴でもなければ名家でもお医者さんの家でもない。こんな感じに身を切るように答えていくのは非常に疲れるが、私の良心が試されていると言っても過言ではない。真摯に真正面から取り組みたい。ちなみにシステム上、Webで質問は受け付けていない。