びっくりした。当院はまだ建ってから日も浅いのでキレイだが、窓ガラスの下から屋外に植えてあるツタ植物が侵入してきている。わずかな隙間からアイビーがツタを伸ばしてきている。全く植物の生命力には驚かされる。このままでは遠くない将来に病院全体がツタ植物に覆われてしまう。あと数百年もすると辺りもすっかり緑の原生林で覆い尽くされてしまうだろう。・・・密林の中の白い建物を捜索隊は見つけられるだろうか。建物には今は病院の名前が掲げられているが、もちろんその頃には朽ちているであろう。何に使われた建物であったか分かるだろうか。クリニック名の『神』という文字だけ残っていたら宗教的な建築物と勘違いするかもしれない。経験豊富な隊長はおそらくすぐに２階への階段を見つけるだろう。階段はかなり傷んでいるので若い隊員は足を滑らせるかもしれない。すり傷ぐらいなら大丈夫。ここは皮膚科なので絆創膏はある。２階にはたいしたものは発見できないだろうが、ひときわ散らかった部屋に戸惑うかもしれない。院長室とは書いてないので何の部屋かは分からないだろう。柔らかいむにゅっとしたものを踏んで若い隊員はうひゃっ、と声を出してしまうかもしれない。それはピカチュウの尻尾のぬいぐるみだ。まだかたづけてない。捜索隊はまさか地下への秘密階段も見つけてしまうだろうか？それは困る。地下３階には巨大な金・・、これ以上はセキュリティのこともあり詳しくは書けない。時間があれば昔のブログにも当たって欲しい。あー何かわくわくする。壁にメッセージでも残しておこうか。『君たちがここへ来ることは分かっていた』的な掛け軸とか。ますます混沌とした院長室になってしまうなー。

ツタ状の皮膚病は思い浮かばない。勉強不足だ。だがツタ状に皮膚の角質に侵入する水虫のことなら多少の心得がある。最近、暑くなり足の指がかゆい、そういえば爪が厚くなり濁っている、そんな方はぜひ皮膚科を受診してみて欲しい。