しもやけの患者さんが多い。
北海道で20年近く皮膚科医をしていたが、意外かもしれないが、しもやけの患者さんを見る機会はあまりなかった。もちろん勤務医と開業医で診察する患者さんが異なるので北海道に本当にしもやけが少ないかどうかは分からない。ただ自分自身も愛知に来て指先がかなり冷たくなるのでこんなことは今までになかったのでやはり部屋が寒いなどの環境要因が大きそうだ。しもやけはいくつかの軟膏やいくつかの飲み薬やときにはひと味違う治療などをいろいろ工夫して治療に当たるが、やっぱり予防が一番である。寒さを甘く見てはいけない。
気温2度?冬はまだか?こんなもの冬じゃねぇ。マイナス20度ぐらいないと寒いとは言わん。アイス食べようぜ。などと騒いではいけない。
指先、足先を冷やさないように、ぬれた手で寒いところで過ごさないように、私は寒くないとか意地を張らずに、謙虚な気持ちでヒートテックを重ね着して、油断しないで徹底的に保温に努め、あとおそらくとても重要だが保湿もしっかりするのが大切である。
しもやけというとキツネの話を思い出す。子供心に少し怖い印象が残ってる。甘い話ではない。とても良い絵本。